大学生旅行記 奈良編 〜歴史のある建造物が多くある奈良で私が感じたこと
大学生旅行記奈良編
歴史のある建造物が多い奈良で私が感じたこと
先日、奈良に旅行に行って来た。京都から電車に乗って奈良まで50分ぐらいで行けたので意外に近く感じた。
奈良駅について、落ち着いた雰囲気を感じ、ゆっくりバス停に向かう。
そういえば奈良に来たのは小学校の修学旅行以来だった。
そこで母親と待ち合わせ。
バス停が大きく感じたのは、気のせいかな。
母がバスの切符を買ってくれていて、500円で1日中奈良を観光するためのバスは乗り放題みたい。
とてもお得だ。
切符というより、木でできていて首にかけることができるようになっている。
2番のバス停に向かいバスに乗り込む。
バスの運転手さんに切符を見せると「どうぞ」と言われ、バスの席に座る。
なぜか、少しリッチになった気分だ。
バスの運転手さんの「発車します」という声がかかりバスが動き出す。
その日は日曜日だったので、私たちのような観光客が多かった。
外国の方も多かった。バスの移動とともに街並みを眺める。
感じたのは高い建物が少ないこと。
意図的に決められているのかどうかわからないけど、街並みは落ち着いて見えた。
バスの移動5分くらいで目的の場所に着き、降りる。
少し歩くと、鹿がいた。まずはじめに訪れたのは興福寺。
名前が幸福とかかっていてご利益がありそうだ。
受け付けの人からパンフレットをもらい、みてみると阿修羅像があるらしい。
実際に見た時、何ともいえない感じだった。
ただ、背筋を正されるような気がした。
お寺の近くにも鹿がいて、ふれあっている観光客もいれば、食べ物をせがまれている人、一緒に写真を撮ろうとしている人もいた。
母も鹿と写真を撮ろうと私にスマホをわたした。
面白かったのは、母が持っていた紙袋を鹿が食べようとしたことだ。
そのシーンを撮った写真はまさしく記念だろう。
それから、鹿をたくさん見ていると、鹿にもかわいかったり、いかつかったり、いろいろな顔をしていた。
中には、ジブリ映画に出て来そうな神々しい鹿もいた。
一回りみて、バス停に向かう。
すぐにバスが来て、乗り込む。
切符を運転手さんに見せる。
やっぱり気持ちいい。
移動して次に向かったのは、春日大社だった。
移動最中に山の中に入っている時、綺麗な緑を感じられた。
バスを降りてお参りする。
道を歩いていると、鹿の像がある手水舎があった。
私は手水舎で行う作法がなぜか好きだ。
一通り行い心をスッキリさせる。
緑に囲まれた道を歩くのは久しぶりで歩くだけで癒された。
それから、鹿が三匹いた。
ここにもいるのかと思いながら見ていると、目があったすぐに目をそらされたが気にしなかった。
鹿を通り過ぎ、進んでいく。
春日大社が見えてきた。
階段を前にして、深呼吸。
心地よい風が吹き、微風なのだが、木々が揺れて、ざわめきあっている。
中に入る前に一礼、そして、端を通る。
どこで覚えたのかは知らない。
春日大社をお参りする。
そういえば、興福寺でもそうだったが、母は朱印を集めているらしい。
確かに朱印は神社やお寺をめぐる一つの楽しみでもあるだろう。
ん?今書いてて気になったけど、お寺と神社の違いって何だろう。
早速、現代人の癖をだす。
調べてみるとお寺は仏教、神社は神道という異なる宗教の建物らしい。
日本人でも知らないことがまだまだあることを実感した。
次に近くの金龍神社と若宮神社があったので、行くことになった。
どちらもいい名前の神社だ。
若宮神社には、水占いがあって、清水がそこにはあった。
初めて見たのでやりたかったが、恥ずかしかったからやらなかった。
近くにハート型の絵馬がたくさんかけてあった。
絵馬に書いてあることが気になったので、何個か見てみた。
夫婦の縁結びの神社なので、いつまでも幸せが続くようにと書かれていた。
見ているだけで、私も幸せを分けてもらえる気がした。
それと同時に自分にも大切なパートナーができるか不安になった。
相変わらず、母は朱印集めに精をだしている。
結構時間がかかっていた。別にいいけどね。
金龍神社では、自分の夢が叶うようにお願いした。
各神社で願い事を変えているので欲張りな気がしてならなかった。
一通りお参りしたので、次の場所に向かうことにした。
バス停に行く前にお土産屋さんに母が立ち寄ったので、私は座って待つことにした。
石のいすがあって、4つ正方形に並べられていたそこにはおじさんが3人座っていた。
残りの1つに私が座った。あまりにもシュールだったので、ある意味パワースポットに思えた。
もしかしたらあの土地の神様だったのかもしれない。
それからバスに乗って移動し、奈良の街を観光し始めた。
ちょうど昼頃だったのでお腹がすいた。
オシャレなお店に入って私は日替わりランチを、母はカレーを食べた。
日替わりランチは野菜がたっぷり使われていて、味付けや食感が絶妙でシンプルな中にも芯があって和食が大好きになった。
ご飯を食べて、歩き始めた。雑貨屋さんを見つけて、中に入る。
独特な雰囲気があってお店の人は商品を並べていた。
母は小さい木でつくられたスプーンとコップを買っていた。
母は雑貨をたくさん集めていて部屋に飾っている。
たぶん今日のもコレクションにするのだろう。
そのあと、何軒か雑貨屋さんを訪れて、帰ることになった。
一日奈良を観光してだいぶ知ることができた気がした。
何よりも好きになった。
バスに乗って改めて街並が落ち着いていることを感じた。
また来ます。
おしまい